牡蠣の2倍体、3倍体とは

2倍体牡蠣→一般的な養殖牡蠣 3倍体牡蠣→遺伝子操作により人為的に産卵しないようにした牡蠣

2倍体、3倍体とは遺伝子にある染色体の数を示します。

2倍体は自然界に存在する多細胞生物の多くがそうするように産卵や出産をして次世代に子孫を残します。

一方で3倍体は、遺伝子操作により人為的に子孫を残す能力を欠損させた個体を示します。

一般的な養殖牡蠣は2倍体になりますが、シーズン中は身入りの良いのに対し、産卵を終えた牡蠣は栄養を使い切ってしまうため、身が痩せ細り、味も落ちてしまいます。

そこで、1年中おいしく食べられるようにと開発されたのが3倍体牡蠣です。

3倍体牡蠣は遺伝子操作により産卵をしないようになるため、一年中栄養を蓄えることにより、身入りが悪くなりやすい夏の時期にも、比較的身入りの良い牡蠣が期待できます。

尚、一年中栄養を蓄えたとはいえ、やはりトップシーズンを迎えた一般的な養殖牡蠣の方が短期間でより多くの栄養を蓄える為、3倍体より身入りは良いという声は多いです。

3倍体牡蠣はシーズン外れの身入りの悪い季節に特にオススメでございます。